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2026/7/18
令和8年度京都府総合教育センター 令和8年度第1回プロジェクト研究協議会において、福畠真治ユニット長が講演を行いました。
2026年7月10日(金)、令和8年度京都府総合教育センター 令和8年度第1回プロジェクト研究協議会において、福畠ユニット長が、「効果的な『研修転移』につなげる研修の在り方―『新たな教師の学びの姿』を実現する中堅教諭等資質向上研修の充実を通して―」と題して講演を行いました。講演では、研修で獲得した知識や技能を学校現場で活用し、継続的な実践や行動変容につなげる「研修転移」の考え方を取り上げました。研修の成果を、研修直後の満足度や理解度だけで評価するのではなく、研修後の行動変化や学校・組織にもたらされた成果まで視野に入れて捉えることの重要性について説明しました。また、研修転移は受講者個人の意欲や努力だけによって生じるものではなく、研修内容や研修方法の設計、管理職や同僚による支援、実践するための時間や裁量、振り返りや対話の機会など、職場環境を含めた複数の条件によって促進されることを示しました。続いて、組織レジリエンスを、変化や困難に耐えるだけの力ではなく、日常の変動に対応しながら学習・適応し、必要に応じて組織の実践や仕組みを更新していく動的な能力として解説しました。その上で、研修転移によって教員の対処方法や相談関係が広がり、実践の共有やルーティンの更新が進むことが、学校組織のレジリエンスを高めること、さらに、レジリエントな組織環境が次の研修転移を促進するという相互関係について説明しました。特に、研修で得られた学びを組織の力へとつなげるためには、個人、チーム、組織という各層を意識する必要があります。個人の実践を言語化し、学年・教科・分掌等における対話や共同省察を通じて共有するとともに、管理職が有効な実践を学校の方針、手順、役割分担、資源配分などに反映させることで、個人の学びが持続可能な組織的実践へと転換されます。講演では、研修の各段階における具体的な設計についても取り上げました。研修前には「何を学ぶか」だけでなく「研修後に何を変えるのか」を明確にすること、研修中には自校の状況に応じて知識や原理を捉え直し、小規模な実践計画を立てること、研修後には実践、振り返り、修正、再実践、制度化までを継続的に支援することの重要性が示されました。後半には、参加者自身が、研修で学んだことが現場で生かされた経験、あるいは十分に生かされなかった経験を振り返るワークを行いました。参加者は、それぞれの経験を共有しながら、研修転移を促進・阻害する条件や、管理職、同僚、組織文化、時間、裁量などが果たす役割を検討しました。さらに、対話を通じて「研修転移とは何か」を表す本質的な文章を作成し、研修の学びを現場につなげるために必要な条件を整理しました。本講演は、教員研修を研修当日の学習だけで完結させるのではなく、学校現場での試行と修正、対話と共同省察、組織的な共有と制度化までを含む一連の学習過程として捉え直す機会となりました。本ユニットでは今後も、教員一人ひとりの学びが学校現場における実践の改善と組織の成長につながるよう、研修転移と学校組織レジリエンスの観点から、教員研修や学校組織づくりに関する研究・支援を進めてまいります。
2026/7/18
令和8年度伊根町教職員研修会において、福畠真治ユニット長が講演を行いました
2026年5月8日(金)、伊根町の教職員を対象に開催された令和8年度伊根町教職員研修会において、福畠真治ユニット長が、「伊根町ならではの教育」をテーマに講演を行いました。前半では、学校の「特色」や「魅力」を、地域資源を活用した個別の取組としてのみ捉えるのではなく、「何のために行うのか」「どのような子どもを育てたいのか」を教職員間で言語化し、共有することの重要性について説明しました。また、次期学習指導要領に向けた議論や先進事例を踏まえながら、他地域の取組をそのまま導入するのではなく、伊根町や各学校の実情に合わせて「翻訳」し、持続可能な形で展開していく必要性を示しました。後半では、教職員や地域の関係者が「同じ方向性で進む」とはどのようなことかについて考えました。教職員一人ひとりが異なる経験や教育観、子ども観を持っていることを前提として、対話を通じて互いの考えを丁寧に言語化し、全員にとっての「正解」を求めるのではなく、共通目的に基づく「納得解」を形成していくことの大切さを共有しました。参加者からは、「『言語化する』という言葉が一番印象に残った」「教職員や地域との対話を通して、目指す子ども像を具体化していきたい」「小規模校だからこそできる丁寧な関わり合いを大切にしたい」といった感想が寄せられました。また、地域資源を生かした教育、小中学校の連携、教職員間の意思疎通、持続可能な取組などを、今後の教育実践につなげたいという声も多く聞かれました。本研修会は、伊根町の教育がこれまで大切にしてきたものを改めて捉え直すとともに、教職員と地域が共有できる将来像を言葉にし、その実現に向けた一歩を考える機会となりました。本ユニットでは今後も、地域の実情や学校固有の課題を踏まえ、対話と協働を基盤とした持続可能でレジリエントな学校組織づくりを支援してまいります。
2026/7/18
あやべ市民新聞に福畠真治ユニット長の取り組みが掲載されました。
あやべ市民新聞(2026年4月8日付)において、福島真治ユニット長(地域経営学部准教授 同副学部長)の取り組みが紹介されました。記事では、綾部市で4月6日(月)に開催された「語り合い学び合いつながり合う自治体教創コンソーシアム」の一環として行われた講演会において、福畠准教授が登壇した様子が取り上げられています。本講演会には、綾部市内の小・中学校の校長をはじめとする教育関係者が参加しました。講演は、「学校の特色を生かした魅力ある学校づくりのために」をテーマに行われました。福畠准教授は、学校の魅力は特別に作り上げるものではなく、「子どもたち自身の問題意識を起点に学びの内容を構築していけば、それが学校の特色となる」と述べました。また、子どもや保護者、地域住民の声に丁寧に向き合い、それに応えていくことが、結果として学校の広報にもつながるとの考えを示しました。(参照:https://www.fukuchiyama.ac.jp/news/48663/)
2026/3/13
内閣府「 戦略的イノベーション創造プログラム第三期 」ポスコロ(ポストコロナ)SIP関連シンポジウムにおいて、福畠真治ユニット長がパネリストとして登壇しました
2026年2月28日(土)、東京大学本郷キャンパス福武ラーニングシアターにて開催された内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第三期」ポスコロSIP関連シンポジウム「教育支援のグローバル・ダイアローグ~共に学び、共に生きる社会へ~」において、本学北近畿地域連携機構 学校組織レジリエンスユニット長の福畠真治准教授(地域経営学部)がパネリストとして登壇しました。本シンポジウムは、「特別支援教育」をテーマに、国際的な動向や、さまざまなニーズや背景を持つ児童生徒に対する就労支援・進路支援の在り方について、研究者や実務者が知見や実践事例を共有し、議論を深めることを目的として開催されたものです。会場での参加とオンライン配信を併用する形で実施されました。第一部では、特別支援教育をめぐる国際的な動向や実践事例についての報告が行われました。あわせて、舞鶴市において進められている、学校種を越えた情報共有の仕組みづくりや教員のスキリング支援など、特別支援教育の体制強化に向けた取組についても紹介され、舞鶴市教育委員会の廣瀬教育長より挨拶の中で言及がありました。第二部ではパネルディスカッションが行われ、各パネリストが第一部の報告を踏まえて意見を述べながら議論を深めました。福畠ユニット長は、特別支援教育を支える基盤として、「児童生徒・教員個人」「学校組織」「地域や保護者を含むコミュニティ、さらには社会全体」というそれぞれのレベルにおけるレジリエンスの重要性について発言しました。その後、北近畿地域の学校教員からオンラインで寄せられた質問に対して、パネリストとの意見交換が行われ、特別支援教育をめぐる実践や課題について活発な議論が交わされました。
2026/3/11
令和7年度京都府総合教育センター第2回プロジェクト研究協議会において、福畠真治ユニット長が講演を行いました
2026年1月15日(木)、京都府総合教育センター北部研修所(綾部市川糸町)において開催された令和7年度京都府総合教育センター第2回プロジェクト研究協議会において、本学北近畿地域連携機構 学校組織レジリエンスユニット長の福畠真治准教授(地域経営学部)が講演を行いました。当日は、主任研究主事兼指導主事、研究主事兼指導主事、教師力向上アドバイザーなど、京都府の教育研修を担う関係者が参加しました。はじめに、京都府総合教育センターによるプロジェクト研究発表に対する講評が行われ、その後、福畠ユニット長より以下の4つのテーマについて解説がありました。・多様な教員に対するオンライン研修の在り方・京都府の教員育成指標について・研修転移に関する好事例・研究のために収集した情報の整理・分析の方法講演では、教員研修の質向上に向けた視点や、研究成果を実践につなげるための具体的な考え方について説明が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
2025/11/21
令和7年度朝来市教頭研修会において福畠真治学校組織レジリエンスユニット ユニット長が講演を行いました。
2025年11月18日(火)、令和7年度朝来市(兵庫県)教頭研修会において福畠真治学校組織レジリエンスユニット ユニット長(本学地域経営学部 准教授)が講演を行いました。会場は、朝来市役所(本庁舎)とし、朝来市立小学校・中学校の教頭13名が対象となるものです。研修会では「職員のメンタルヘルスと働き方」「職員間のコミュニケーション」をテーマとして、「学校組織におけるレジリエンスとは」「学校組織のマネジメントとは」「各テーマに関するグループワーク」の3つのパートに分けて詳しく説明・演習が行いました。受講者からは「先生のお話は、受講者にとって、イメージしやすく、日頃のモヤモヤとした状況や思いを言語化し、整理できる貴重な時間となり、教頭職の在り方を振り返る機会となりました」、また「今回のお話は、とても理解しやすく、すっと胸におちた」「今日の研修は考えさせられる研修だった」と称賛のお声をいただき、研修後の各校における今後の取組につながってくる期待できるご意見をいただきました。
2025/11/21
令和7年度福知山市立学校管理職研修会を開催いたしました。
2025年11月18日(火)、福知山市教育委員会と学校組織レジリエンスユニットとの共催により、令和7年度福知山市立学校管理職(校長)研修会を実施しました。今回の研修会は、帝京大学文学部心理学科 角南なおみ准教授を講師として、各学校(校長)がリモートで繋がる完全オンライン型の研修としました。約20名の学校管理職(校長)が、角南なおみ准教授より、「特別支援教育に関する最新情報」、「インクルーシブ教育の動向」、「校長・副校長の役割」を中心に、研修を受けました。
2025/11/21
令和7年度第2回両丹地区府立学校特別支援教育研究協議会研修会を開催しました。
本研修会は、両丹地区府立学校特別支援教育研究協議会と学校組織レジリエンスユニットとの共催によるもので、2025年11月18日(火)、福知山公立大学を会場(4号館4階大会議室)に実施しました。対象は、高校教員(特別支援教育コーディネーター等、特別支援教育担当者)・管理職・京都府教育委員会関係者とするもので、約35名の参加を得ました。講師は、帝京大学文学部心理学科 角南なおみ准教授が務め、「保護者との関係構築」「実際の事例を基にしたケース演習」等を中心に、オンラインによりご講演をいただきました。
2025/10/20
2025年11月8日(土) 新たな連携(つながり)をお知らせします!
「語り合い 学び合い つながり合う 自治体教創コンソーシアム」設立準備会発足発表会を開催します。https://nochilab.p.u-tokyo.ac.jp/education_consortium_sympo20251108/
2025/7/21
令和7年度京都府総合教育センター プロジェクト研究協議会において、福畠真治ユニット長が講演を行いました。
2025年7月11日(金)、京都府総合教育センター北部研修所(綾部市川糸町)で実施された令和7年度京都府総合教育センター プロジェクト研究協議会(対象:主任研究主事兼指導主事、研究主事件指導主事、教師力向上アドバイザー)において、学校組織レジリエンスユニット 福畠真治ユニット長が講演を行いました。今回の講演では「『新たな教師の学びの姿』を実現する中堅教諭等資質向上研修の充実に向けて ~中堅教諭等に求められる『新たな教師の学びの姿』とは~ 」を演題とし、レジリエンスの視点から、教職員の研修のあり方を考える機会としました。まず、教職員研修の位置づけとして、独立行政法人教職員支援機構の示す「研修デザインの三角形」を基に、職員研修における学びの組み立て(研修デザイン)を作成する際の課題について、「参加者にどのような気付きや変化があるか」を整理し、その上で、気付きや変化が起きるために「何を学ぶか」を検討し、その内容を「どのように学ぶか」という参加者の具体的な学びの姿を考え、構成する必要性を示しました。次に「「研修転移」として、教職員研修での学習を教育現場で活用するするためのプロセスとして研修の評価と活用状況の評価を進めることの重要性を挙げ、研修の前、中、後の上司(管理職)の積極的な関りが適切な人材開発サイクルを生むことを説きました。最後に「組織レジリエンスについて」については、「余裕」が失われつつある社会と「高い不確実性」を内包する学校組等、困難性を抱える社会・学校のなかで、学校組織はしなやかに適応・成長するレジリエンスを基にした教職員の成長と組織マネジメントのあり方を紹介しました。
2025/7/7
特別支援教育コーディネーター等研修会(福知山市教育委員会・共催)において、帝京大学文学部 角南なおみ准教授が講義を行いました。
2025年5月29日(木)、特別支援教育推進事業 第1回 特別支援教育コーディネーター等研修会(福知山市教育委員会、本ユニットとの共催)において、帝京大学 文学部心理学科 角南なおみ准教授による講義が行われました。本研修会には福知山市立小中学校教員約30名の参加があり、充実した研修会となりました。 角南准教授は、東京大学大学院教育学研究科が実施する内閣府戦略イノベーション創造プログラム(SIP)「語り合い学び合う特別支援教育スキリング・プロジェクト」(本ユニットはフィールドワーク研究拠点)の教員職能開発 グループリーダーを務めており、今回の講義では「特別支援教育に求められるもの -ADHD傾向をもつ子どもの理解ととらえ方- 」をテーマに、いくつかの具体的な事例の検討をグループディスカッションも交えながら、参加教員との双方向での意見交換は和やかに進められました。 また、特別支援教育での子どもの視点と教師としての視点、特性への理解、専門的な知識とはどのようなものことなのか、さらにフィンランドでの先進的な学校の取り組みの紹介などにより、「様々な課題に対応する特別支援教育コーディーネーターや特別支援教育に関わる教員にとって、幅広い視点やスキルアップの的確なアドバイスが得られた」と大変好評でした。
2025/5/18
「中丹地方教育委員会連絡協議会委員研修会」(福知山市教育委員・共催)において福畠真治ユニット長が講演を行いました。
2025年5月7日(水)、福知山市教育委員会と学校組織レジリエンスユニットとの共催により、「中丹地方教育委員会連絡協議会 委員研修会」が福知山市立桃映地域公民館で開催されました。本研修会には、中丹3市の教育長および教育委員、福知山市教育委員会関係者が参加しました。 研修は二部構成で実施され、第1部は、学校組織レジリエンスユニットが招聘した帝京大学文学部心理学科の角南なおみ准教授より「義務教育における特別支援教育の現状と今後の課題」と題する講演が行われました。講演では、「義務教育における特別支援教育の現状」、「教育委員会として求められる取り組みと支援」、「特別支援教育におけるこれからの教育委員会のあり方」といった観点から、説明されました。 続く第2部では、ユニット長を務める福畠准教授が「変化や危機に柔軟に対応できる学校組織のために」と題して講演を行いました。講演では、「レジリエンスとはそもそもどういう概念か」、「教員にとってのレジリエンスとは何か」、「学校組織にとってのレジリエンスとは何か(特にマネジメント・リーダーシップの側面から)」といった視点から、学校組織の在り方について講演をしました。



